苦手

チーズは土地によって味も違う

乳製品の原料となる牛の乳や山羊の乳。
牛や山羊は育った環境によって出す乳の味に差が出てきます。
たとえば、地中海にあるメノルカ島が発祥の「マオン」というセミハードタイプのチーズの場合。
メノルカ島は温暖な気候なたら雨の量も多く、恵まれた気候です。
ここで育つ牧草は海の近くというということもあり、海風にさらされていて塩味が利いています。

塩気が利いた牧草を食べて育つメノルカ島の牛たちが出す乳も塩分が多く含まれていると言われています。
このように、乳を出す動物がどこで育ったかによってチーズの風味が変わってくるのです。
そのため、同じ種類のチーズでも牛や山羊に食べさせるエサを変えることで、多様なチーズを製造することができます。

北海道にある山田農場では放牧を主体とし、自然に近い飼い方で牛を育てています。
近くにある七飯軍川の恵みで育った笹やヨモギ、木の葉などを与えて、この土地ならではの牛の乳が出るようにしているそうです。
その他、サンゴの粉末やふすま、米ぬかなど、足りない栄養素を与える牧場が多く、その配分によって乳の風味にも差が出てきます。

また、チーズが生まれた土地の習慣なども風味に大きく影響します。
スイスでは水分が少なく保存が利くハードタイプが主流であったり、古くから保存技術が発達していたフランスでは多様な種類のチーズを作ることができました。
このように、その土地の文化や住む人たちの嗜好によってチーズの味も変わってくると言えます。
日本で主流のプロセスチーズが海外では「日本の代表的なチーズ」として紹介されているのかもしれませんね。

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